美氣流行~びきりゅうこう

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「食の学校」綾研修③2日目午前の部~綾の町

では綾研修二日目。長く濃い一日になりました。とても一記事で書ききれるとは思いませんので、写真や行間からメッセージを読み取ってください。

 

前日に現地ガイドのおたすけマントキ君から「明日の朝、滝行したい人いませんか?」とお誘いがありました。時は10月下旬。ぼちぼちと秋も終わりかけている時に滝行?となかなかヘビーなお誘いでしたが、3人の勇者?が手をあげました。

今日はここから始めましょう。

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千尋の滝

千尋の滝(せんびろのたき)・宮崎県綾町

右端がトキ君。左のお二人は食の学校のメンバーさんです。私も含めて4名で朝に宿を抜け、滝行にチャレンジしました。ちなみにトキ君は一年中滝行をしているとか。

では滝に行ってみましょう。道路から山道を進んですぐのところにありました。

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ちょっとした秘境感があります。お湯なら最高ですが、もちろん冷水です。落差は15メートルらしく、ビル4~5回くらいの高さがあります。

まずトキ君が見本を見せてくれます。

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ドレッドヘアのトキ君が一人で滝行をしていると、たまたま出くわした人はびっくりするでしょうね。

この滝の上に地元の人たちが大事している川中神社さんがあるので、滝に入る前に神社に向かて二礼二拍手します。

トキ君はこの滝行を綾の観光メニューに加えようと準備を進めている段階で、この時はまた滝行用の装束がなかったんです。なので山中に男4人が素っ裸で順に滝行をしました。
都会人の柔肌に刺すような水温、暗くて底の見えない川底を歩き、打ち下ろしの滝の下に向かいます。

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私、滝行は2回目です。大阪の犬鳴山で体験したことがありますが、1回目よりきつかったです。おそらく高さの故でしょうが見た目より水勢が強く、始めの1分くらいは息がまともにできず、ぜーはーぜーはと肩を揺らしながらやっと息を整えなくてはなりませんでした。トキ君は滝風のせいだと言っていました。

その後順番に4人全員が無事に滝行を行い(誰一人欠けることなく)、他のメンバーさんがいる宿に一旦帰りました。

宿に帰ると他のメンバーさんに「ホンマに行ったの?」「どうだった?」と興味津々で色々尋ねられましたが、やっぱりこういうのはやったもん勝ちだと思います。

さて、皆さんに合流し、綾研修二日目のスタートです。

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初めにバスが向かったのは、綾が綾たるゆえんとも言える照葉樹林の山。

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綾の照葉樹林は、日本でも最大級の規模を誇り、国定公園、生物圏保護区(ユネスコエコパーク)に登録されています。

と書けば一言ですが・・・、全国的に杉の植林を進めていた最中に、幾度も国の伐採計画をはねのけ続け、また地元林業関係者からの反発にも耐え続けてこの照葉樹林を守り切った元綾町長郷田實さんの熱意と行動力がなければ、今はおそらく杉山人工林になっていたはずです。

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なぜ郷田實さんは照葉樹林を守ったのか。照葉樹林にどういう価値があるのか、そこを考えないで綾を語ることはできません。

さあ、綾自慢の大吊り橋に到着です。

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もちろん渡ることができます。

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めっちゃ高いです。そこそこ揺れます。高所恐怖症の人はちょっと厳しいでしょう。

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照葉樹林の自然「日本一」

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歩く吊り橋「世界一」。食の学校のみなさんと記念撮影。

最近は「1番」を公言する人が減ってきたようにも思いますが、日本列島の片隅の町の人々が自分たちの街にプライドを持つことの意味を、郷田實さんは誰よりも知っておられたと思います。

しかしなぜ照葉樹林がそれほど大事なのか。

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郷田實さんは、営林署(林野庁)から照葉樹林の山から木を切ることに反対しながら、照葉樹林について一時は片目が見えなくなるほどまで勉強されました。その勉強から照葉樹林が日本文化のルーツになっているらしいという事実に行きあたられたのです。

それはまた照葉樹林の山が育む土の大切さへの気づきとなり、郷田町長が進められていた自然生態系農業とつながっていきます。

世界遺産の価値有り綾の照葉樹林 世界一の照葉大吊橋 山桜で彩られる千尋公園

吊り橋のすぐ近くには「照葉樹林文化館」があります。

こちらも郷田實さんの発案で、綾の自然に生きる動植物や伝統的な生活道具の紹介を通して照葉樹林の大切さを考えてもらいたいという施設でした。こちらも紹介したいのですが、まだまだ先が長いので次に行きましょう。

次に連れて行ってもらったのは、「熊須碁盤店」さん。元々は碁盤だけを扱っておられましたが、今はまな板などの木製品も扱われています。

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なんと美しいのでしょう。

元々碁盤店は日本中に数多くあったそうですが、囲碁人口の減少と共に仕事が無くなり、多くは廃業したそうです。熊須碁盤店さんは、副業?でまな板の製造販売もしていたので、その苦境を乗り切ることができたそうです。

碁盤とまな板。その共通項は榧(かや)の木にあります。私も榧という木のことは全く知らなかったのですが、非常に興味深い個性的な木のようです。詳しくはこちらなどご参考ください↓

こちらは完成品の保管庫。一般的な商品から値段が付かないものまであるそうです。そこから来られたのがこれ。

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なんと樹齢(たしか)5300年の榧の木で作った碁盤だそうです。5300年ですよ。5300年!

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これはまな板用に乾燥中の榧材とのことでした。硬さと弾力、そして水をはじく榧の性質はまな板として最高級品とのことでした。

www.kumasugobanten.jp

多分5300年前の榧の木はこのブログに書かれている木だと思います↓

熊須碁盤店 今日この頃

 

このように工場を見学させてもらい、榧や碁盤やまな板などのお話をじっくりと聞き、最後に榧のまな板の購入タイムもあり(皆さん群がるように買っていました。もちろん私も)気が付いたら昼食タイム。

そう、ようやくここで二日目の午前中が終了です。これでも随分はしょって書いたのに、どんだけ濃いんだ!

 

2日目を一気に書くつもりでしたが、ちょっと長くなったのでまた後日にレポートします。終わらない綾。おそるべし。

 

三宅弘晃