美氣流行~びきりゅうこう

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「食の学校」綾研修②1日目~郷田實という人

では綾レポートの本番をはじめましょう。

その前に腹ごしらえ。

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宮崎名物!?朝うどん

私は普段は朝ご飯は食べませんが、下調べによると宮崎の呑み助は、呑んだ翌朝にうどんを食べる習慣があると聞き、郷に入らば郷に従えとばかりに食べることにしました。

麺は讃岐よりも柔らかく、大阪うどんに近い印象です。逆に出汁はカツオと昆布の関西とは違い、讃岐と同じイリコのような味がしました。

その後、駅周りを散策しお昼過ぎに「食の学校」の皆さんと合流。皆さんは当日に宮崎入り。前日から飲み歩いたおバカさんはどうやら私一人のようでした。

バスに乗ると、「食の学校」代表の塩川恭子先生からはじまりのご挨拶がありました。

ご挨拶と言いながら、世界の中でのオーガニック運動の始まりと歴史、遅れて始まった日本の有機農業のこれまでなどなど、一つの講演になりそうなお話にいきなり面食わされた思いでした。

「食の学校」についてはまた後日触れたいと思います。今日は綾の郷田實元町長について書きます。

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綾手づくりほんものセンター

まずバスが到着したのは、綾手作りほんものセンター。宮崎県綾町の中心地にある地元食材の販売所です。道の駅に近いイメージです。

★ホームページはこちら→ 綾手づくりほんものセンター

「食の学校」も「宮崎県綾町」についても、あえて下調べせず参加した私は、何が何だかわからないままに施設内に入りました。30分ほどの買い物タイムでした。

一緒にウインドウショッピングをしましょう。

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薩摩藩時代に日本で唯一の鮎奉行が置かれたほどの名産「綾の黄金の鮎」

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鮎の内臓の塩辛です(買うべきだった・・・)

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綾独自の、そして日本の有機認定の先駆けとなった制度

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食べたい

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いかがでしょうか。

あまり食材にこだわりのない人でも「なんだか新鮮で良さそうな食材だなあ」と感じられると思います。

こだわりの強い人なら、一つ一つの商品の品質に小躍りしたくなる感覚に陥るのではないでしょうか。

そしてさらに有機農業に関心のある人ならば、「綾町自然生態系農業認定制度」に興味がわかずにはいられないはずです。

 

この「綾手づくりほんものセンター」は、もともと林業の他に産業らしい産業もなく、毎日の野菜も自給できず宮崎市内から買っていたような貧しい街、そして頼りの林業も機械化で雇用を生み出せなくなり夜逃げの街となった綾町を何とか立て直そうと、様々な政策を実施されてきた故郷田實前町長の肝いりで建てられた施設です。

当時の綾町の野菜は慣行農法、つまり化学肥料や農薬を使った一般的な農業でした。前述の通り生産量も低く、宮崎市から仕入れるという現状でした。

そこで郷田實さんは、「一坪菜園」として各家庭で野菜を作ることを奨励。しかもなるべく自然に添う農法での野菜つくりを模索し、推し進めたのです。それは、

「本当に安全でおいしい野菜をたくさん作れば、町外から綾の野菜を売って欲しいという人がきっと増えていく」

というものでした。当時、日本ではまだ有機農業というものはほとんど知られてない時代でしたから、まさに慧眼というものです。

もちろん町民の反対もかなりあったようですが、郷田實さんはその信念を元に粘り強く町民や議会と議論を重ね、一つ一つと形にされていきました。そして自然生態系農業の町、いや聖地としての綾を世に知らしめ、今なお「食の学校」のような多くの志ある人達を迎え続ける町へと姿を変えたのです

今も自然生態系農業が息づく「手づくりほんものセンター」は、その象徴ということになるのでしょう。

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さて買い物タイム終了です。

 

次は道を挟んで斜め向かいの That's Bock Ring(ざつぼっくりん)に移動しました。

個性が際立つ外観。中には何が待っているのでしょう。(下調べしてないので、個人的にはミステリーツアーのような楽しみでした)

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外観

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玄関

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少し中へ

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もっと中へ入ると、そこは異空間でした。

さつぼっくりとは雑木林のこと。大小種類様々な植物や動物や微生物などがまじりあって共存している世界。その雑木林の世界を表現した空間を作ったそうです。

That's Bock Ringのホームページ → 

That's Bock Ring company | ザッツボックリンカンパニー

 

中に入るとまず、生前に行われた郷田實さんの講演動画を見せていただきました。(※末尾に紹介)

この時まで私は郷田實さんという方のことを何も存じ上げなかったのですが、講演を聴いて顔をはたかれて目をみ開かれるような感覚を味わったのです。こんな人が居たのかと。

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講演視聴後、郷田實さんの一人娘でいらっしゃる美紀子さんから歓迎の言葉を頂きました。食の学校の塩川先生や数名の方とは旧知の仲であり、日本の食を守る戦友という関係のようにも見受けました。

亡くなって約20年。それでもなおその存在が人を導き、その導きを力に今を戦う人たちが集っている。正直、とんでもないところに来たなと思いました。なぜかわからないけれど「行きたい」と思えた自分の直感への手応えと、受け入れてくださった「食の学校」の皆さんへの尽きない感謝を感じています。

 

そして懇親会。もちろん綾の食材でつくられた心のこもったお料理。お酒は食の学校の皆さんの選りすぐりの持参品がたっぷり。

(私も一升瓶を途中で買って持って行ったのですが、中途半端に選んだので失敗したなと後で後悔するくらいのラインナップでした。)f:id:haragaku:20211204132400j:plain

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この後、宿に向かい、宿でも部屋のみに参加させてもらい、とんでもない人たちのとんでもない話を聞かせてもらい、眠りにつきました。

この初日を一言で言うなら「圧倒された」です。こんな世界があるのかと本当にびっくりしました。

(綾のこと、まだまだ分からないなりに書いています。中には私の認識違いもあろうかと思います。その際はどうかご容赦ください。)

 

最後に今回の綾研修のガイドのトキ君のご紹介。また次回に登場します。

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※文中で紹介したThat’s Bock Ringで見せていただいた郷田實さんの講演動画です。是非ご覧ください。


www.youtube.com

 

三宅弘晃