おなかの学校

おなかから整える心、身体、そして生き方。

おなかの学校開校前夜祭~リアルジャマイカツアー~

11月7日は<ZOOMで行くリアルジャマイカツアー>イベントでした。

翌日に正式にオープンする「おなかの学校」のプレイベントとして、NPO法人リンコップジャジャの永村夏美代表をゲストにお招きし、ジャマイカの歴史や政治、そして魅力や課題についてお話を聞かせていただきました。

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開演前。ゲストの永村夏美さんと私

オープニングは目の覚めるような青空とコバルトブルーの海でした。永村さんのジャマイカ滞在中の一日は、このビーチに散歩に出かけ、誰も居ない海でひと泳ぎする朝から始まるそうです。

なんとも羨ましい話ですね。

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青い海、青い空、そしてなま足

実際にジャマイカは美しい海を求めて海外から大勢の人たちが訪れる観光国でもあります。特にアメリカからのリゾート客が多いとか。

その観光客もコロナ下で激減し、観光業は随分痛手を被っているようです。

しかしそれ以前にジャマイカは昔も今も格差社会なので、観光収入も一部の富裕層が独占し、貧困層には回ってこないという事実もあります。

その辺を、歴史から振り返って話してもらいました。

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コロンブスの発見と上陸

ジャマイカには元々、アフリカから渡ってきた人たちをルーツに持つ先住民が居たそうです。そこにやって来たのが、かの有名なコロンブス。

歴史の教科書では「コロンブスの新大陸発見」という記述がありましたが、それはヨーロッパからの見方ですね。先住民にとってはずっと住んでいる土地で、新大陸でもなんでもなかったのですから。

 

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中南米諸国と植民地支配図

「新大陸」が発見されてから、ヨーロッパ人たちの入植がはじまり、やがてそれは植民地支配へと変わっていきます。ジャマイカもそれは同様で、やがてスペインの植民地となりました。

ジャマイカの新たな支配者となったスペイン人は、先住民たちを奴隷として酷使し疲弊させ、やがてその過酷な労働と劣悪な生活環境から先住民族は絶滅に至ります。

奴隷が居なくなって困ったスペイン人は、やがてアフリカ大陸から大量の黒人奴隷を船で運んできます。この時の黒人奴隷が今のジャマイカ国民のルーツになっているとのことでした。

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レゲエが起こした歴史的な軌跡

1900年代後半、ジャマイカでは2大政党が国を二分して権力闘争を繰り広げていました。その争いは政治の枠組みに収まらず、苛烈な暴力闘争にも発展していたようです。

この不毛な闘争に終止符を打つべく立ち上がったのが、あのレゲエで有名なボブマーリ―。彼は自分の音楽イベントに両政党のトップを招き、壇上で握手をさせるという奇跡を起こしました。

音楽はただ楽しむだけじゃない。何かを伝え、何かを変えていくための力を持っているものだということを証明した瞬間だったのかもしれません。 

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 Bob-Marly 出典LMusic

今回のお話の一つのポイントは「レゲエをどう感じるか」というものでした。実はレゲエは単なるエンターテイメントではなく、政治的なメッセージ、特に働いても働いても貧しいものはいつまでも貧しいままという格差社会に対する抵抗のメッセージがあちらこちらに込められているというお話を、実際に音楽を聴きながら教えてもらいました。

最近では日本社会も格差が拡大しつつありますが、ジャマイカはずっと以前からその格差に苦しみ、大多数の国民は抗ってきたのです。

日本人にとって他人事ではなくなってきたジャマイカの人達の暮らしに何を想うか。今回のイベントを企画した意図の1つもここにあります。

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貧しくとも日々を生きる人たち

永村さんは、こうした貧困層の人達や、障がいを持つ人たちの自立生活を実現するために、フェアトレードなどの支援活動を行っています。ジャマイカに滞在中はこのように人々の中に入って共に暮らしているそうです。

「ジャマイカの人達の特徴は?」という質問に、とにかく明るいと。どれだけ貧しくても悲観したりずっと落ち込んでいるようなことはないと。そして貧しくとも飢えている人がいれば惜しみなく食べ物を分かち合う文化があると。そのためでしょうか、自殺率がとても低いそうです。

このあたりも日本の私たちが学ぶことはありそうですね。

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ジャマイカ料理

と、そんな硬い話ばかりではなく、ジャマイカの魅力ということで、特別にジャマイカ料理を用意してもらいました。

ただこの日はZOOMイベントだったので、参加者の皆さんには画像だけと言う生殺し状態。私一人で役得でした。本当はみんなで一緒に食べたかったなあ。

料理の他にはジャマイカの代表的なお酒「ラム酒」も呑みました。参加者の皆さんにも事前にお知らせしておいて、吞める人は気楽にラム酒でも他のお酒でもソフトドリンクでも、お好きな飲み物と食べ物を用意して参加してもらいました。

レゲエバーで働いていた参尽さんがラム酒のカクテルを作ってくれて、それがとても美味しかったので、気が付いたら6,7杯お代わりしていました。仕事中なのに。。。

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撮影風景

この日は裏方スタッフとして参尽さん、紙鳶さんがZOOMの入退室管理や、コメント対応、資料の表示などをしてくれました。妻も遠隔でサポートしてくれました。

あと参尽さんはラムカクテル、紙鳶さんはジャマイカ料理の温め直しなど、おなかの学校メンバー総出のイベントになりました。

20:00~21:30の第1部は、聴き入っている間にあっという間に時間が過ぎ去り、質問タイムの2次会に突入。それまで聴くだけだった参加者の皆さんから永村さんへの質問などもあり、ラム酒もほどよく回り、和やかで楽しい2次会となり、無事に大成功のままイベントが終わりました。

参加下さった皆さん、楽しんでいただけたでしょうか。滅多に訊けないジャマイカ話でしたね。また皆さんのこれからの生活において何らかの変化の種になれば主催者として嬉しいです。

Zoomを終了したところで、スタッフでの打ち上げ!反省会。スタート。

f:id:haragaku:20211114182231j:plain大成功を祝して!乾杯!

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裏方の紙鳶さんと参尽さん

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井本さんに頂いたヤタガラスの升升半升ますます繁盛)酒 

 

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踊り出す参尽さん。

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椅子から転げ落ちる紙鳶さん。

と、いう感じで皆で一生懸命作ってきたイベントなので、打ち上げも涙あり、笑いありのとても楽しい時間になりました。

飲んで食べて笑って夢を語って議論して、気がついたら朝の4時。正直後半はほとんど記憶がありません。

それもまたジャマイカらしい??イベントだったのではないかと思います。

改めて永村さん、参加者の皆さん、本当にありがとうございました。

 

(翌朝談)

朝起きると両手が真っ白に。???と思ってると「先生、昨夜飲んでいる最中に消えたの覚えてます?」と。どうやら呑んでる女子3人を置いて、一人でペンキ塗りをしていたらしく、その後作品を皆に見せに来たとか。全然覚えていない。永村さんも帰りのタクシーで寝込んで行先が分からなかったり、踊ったり、椅子から落ちたり、本当に面白い夜でした。

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まあ、こんだけ飲んだらそうなります。

さあ、これから<おなかの学校>楽しくやっていきますよ。

 

三宅弘晃

 

LINK UP JAJA (リンコップジャジャ) 公式サイト

linkup-jaja.org