和紙の社

整体院ハラ揉みわごいちを舞台にしたエッセイ

天才の秘訣

しつこい。関西ではひつこいと言う人もいる。今朝ふと思ったこと。しつこいとあきらめないって実は随分違うなと。 あきらめないって言っている時、実はほとんど諦めているんじゃなかろうか。このままでは手が離れてしまうだろうけど今はまだ離さないって感覚…

桜花の死生

日本人の死生観は桜によって育まれるのか。そう考えれば学校や会社勤めの始まりが春なのに妙に納得したりする。 桜花ほど未練なく咲き散る花は多くないだろう。桜花ほどその過程を見せつける花は多くないだろう。その両方を兼ね備えた木花は稀だろう。さらに…

羽を繋ぐ

この春にあまたの巣立つ小雀の 試練の空がはじまった 食って食われて生き残り 競って見初めて恋をして 小雀達は親になる 強い命を残しておくれ 美しい命を残しておくれ 次の羽を繋いでおくれ

滾る仕事

仕事をするのは人間だから 一定仕事はありえない 滾る仕事も萎える仕事も 同じように行くわけがない 萎えてもブロの端くれだから一応それなり形にするだけ プロはいつも万全です それは幻想イリュージョン 己の血潮が沸き立つ仕事 滾る仕事を積み上げたい つ…

古い時計

わごいちにある古時計 随分昔のネギ巻き時計 ネジを巻かないと動かない 手間のかかる古時計 少し傾く古時計 真っ直ぐすると止まってしまう 傾けすぎても止まってしまう 気がつけば止まっている 扱いにくい古時計 気をつけないと 違う時間を知らされる よく見…

あぁジーザス

今朝、コロナワクチン先進国イスラエルで接種が進むニュースを見て、SF映画の構想が浮かんだ・ ・ ・ 時は2XXX年。ある所に異能科学者がいた。彼は天才すぎるがゆえに世俗に馴染めず排除されてきた。彼は考えた。どうにかして人類を支配し復讐してやろうと。…

大島の余韻

旅はいい。旅は心地よい。旅が好きだ。 旅に出て景色を愛でる。旅に出て名物を食す。旅に出て人に出逢う。 同じ景色、同じ名物、同じ人にめぐり逢い感じるところはそれぞれ違う。違いを語り合う。共に旅をする楽しみがそこにある。 弟子達に時に尋ねる。あれ…

毎朝の一服

わごいちでは朝に皆で煎茶を頂く。 い草のほのかな香りに香炉が焦げた茶香を混ぜる中の一服。通勤の慌しい余韻を身体から抜きさり、わごいちの私に切り替える。非日常のわごいちが起動する。 煎茶を選んだのは、尊敬する西岡常一棟梁が毎朝の仕事前に煎茶を…